A-chasing-Y
Event:
大血戦-BOFU2015-
Team:
天霧ル孤月

Music:
Sakamiya

Vocal:
mirina

Lyrics:
Sakamiya

illust:
十恵

comment

自分の始めてのBMS作品になります。FL Studioを購入したのが 14年の11月でした。ですが忙しく中々弄る暇がなく、
やっと本格的にできるようになったのは16年の6月でした。 当事無名戦12が開催しており、BOFU2015の登録期間が始まった
ばかりになるのでしょうか。完全に勢いだけで1人チームに 参加申請してしまい、そこから作曲人生の再開でした。
(一応昔MIDIで軽く作曲をしていたので「再開」です。) まず最初に手をつけたのが、ソフトシンセの基礎である
Synth1ですね。この曲の最初の音源はピアノ以外全てSynth1です。 当事からデジタルJポップが作りたかったのですが、まだまだ
Synth1以外の扱い方が全然わからなく、 変に今から冒険はしない方がいい、と判断し、取りあえず
お借りしたトランス系プリセットを使いながら、Synth1だけで 一先ず組み立てようとなったのがこの最初の音源になります。
この曲の前に、トランス(?)曲である「mage」を作りました。 こちらはSoundCloudの大分前に公開してあります。
つまりこのA-chasing-YはDTM初めて2作品目、となります。 当事からやっぱりボーカル曲が作りたくてたまりませんでした。
昔は周りに歌い手などはいない・・・と思いきや、 歌うのが趣味であるmirinaが唯一の人で、思い切ってお願い
することとなりました。mirinaがいてくれた事がなかったら、 この曲は、どころか今の自分はいなかった事でしょう。
6月には取りあえず歌なし版が完成しました。 作曲ですが、普段聞いてる音楽が大分デジタルJポップ寄りに
固まっていたので、聞く上でどういう仕組みになってるかを 既に把握していたので、以外とすんなり最初はできました。
歌詞はこの曲で人生で始めて書いた事になります。 楽曲の方が哀愁感全開だったので、悲しい歌詞にしようかと
考えておりました。最初にテーマを決めたのですが、 この曲の歌詞のテーマは「死別した思い人を追いかけて」です。
ようするに・・・そういうことです。死した私は天使に。 「A(私=天使)-chasing(追う)-Y(貴方)」。と言うですね、
今思い返すとなんと言う若い頭をしてるんだ、と恥ずかしく なりますが、こういうの厨二病と言いますか、そういうのは
好きなところがあったりしますので、まぁこんな感じに。 BMS化ですが、7月の頭くらいには次の曲である、
「sitosoym -lyra-」より前には音切りは終わってました。 woslicerIIIを使用してブツ切りですね。とにかく自分の曲を
BMSにしてみたかったんです。音切りは辛い戦いでしたが、 初めて完成した時は本当に感動していた覚えがあります。
自分はBMSの腕前は発狂九段程、IIDXで言えば3y3s(A)を EX HARD CLEARしてるくらいの腕前でした。
そしてBMSの譜面作成を昔していたこともあり、自分の曲の 譜面も勿論簡単な同梱譜面から難しい発狂譜面まで、を
勢いで作り、そして折角のイベントなのだからと、 DP譜面を作成できるOSRさんに声をかけまして、
合計12譜面を同梱することができました。 最初に作ったのはAnother譜面です。今見ると大分押しにくい
配置になってると感じています。 次にBlackAnotherができました。16分の乱打も作れるよう、
トランスゲートを曲に取り入れたのもそれが理由です。 (尚、Cordis-regression版はギターにチェンジしています。)
次にはHyper譜面を制作しました。こちらは押しやすめの配置を 意識しています。次にNormal、Beginnerと。
そして高難易度の譜面を一気に作成しました。Difはバスを連打に 密度を濃く、Painは2連打を織り交ぜ、Madnessは連打を更に足し、
No_moreはALL Key譜面のようなものにする為適当に配置しました。 ですが、高難易度譜面はBMSイベントでは隠し譜面にされている
事が多いのは把握済みだった為、Dif以降は全て隠しzipに 入れておきました。当時を考えるとこれが正解だったと思います。
譜面が全部できた後に、8月後半あたりからメロダインと言う ボーカル加工ソフトの体験版をインストールし、歌のお願いを
しました。この体験版は1ヶ月しか使用できないので、 曲完成から依頼までが大分遅くなった感じでした。
そんなわけで音源が完成したのですが、この音源、2mixにして マスタリングをしてないはおろか、ミキサーすら使用せず、
Synth1のプリセットそのままで作った感じなので、 まだミックスのミの時も知らないという感じの状態です。
今思うと、有り得ない事でしたね本当に・・・笑。 そしてボーカルBGMだけを抽出し、改めてこのBMSが完成しました。
まだ当時自分のTwitterアカウントはBOFU2015の告知なだけだった 為に、プレイ人数などは正直期待していませんでしたが、
曲名頭が「A」だったのとか、登録番号が50番目と早かった事もあり、 そこそこ多くの人がプレイをして下さり、40件のインプレも
頂くことができました。懐かしい雰囲気、哀愁感あるメロディを 感じ取って頂けたようで、自分としても当時の皆さんの反応を
見ることが何よりも楽しみだった事を覚えています。 最初のイベントにしては中央値850は大分マシではないかと
思っています。スコア部門251/441で終了しました。 ここからはCordis-regression版の新しいA-chasing-Yの話です。
冬コミで「sitosoym -lyra- EP」を発表しました。それにこの曲を 含まなかった理由はいくつかあり、
「ちゃんとした曲が作れるようになって改めて音源にしたい」 「BMS版とはかなり変わった雰囲気にしたい」
「BOFUの曲2曲ではCDとして面白みがない」 などと言う理由がありました。2016年の4月あたりにちょいとまた
FLPを弄り、トランスゲートを廃しギターを導入しましたが、 これもまたイマイチか・・・と言う印象でした。まだまだ
より良いものに出来るはずと思いました。 これはRemasterとしてSoudCloudに公開していますが、
Cordis-regression版は更に磨きをかけています。 まずマキシマイザーをちゃんとしたものにしたのでスッキリとした
サウンドに変化できたなと感じています。ピアノとSuperSawを サビなどでユニゾンしているのですが、帯域をEQで近いものにし、
PANを左右に分けたりする事によって更にスッキリとできたと 感じています。
ロング版の後付けパート、2番のBメロがかなり アレンジを加えたので、自分で聞いた感じ微妙かと思いきや、
他の人に聞いていただいた所、問題ないと言われたのでこれを 採用することにしました。ソロパートはBメロの進行を用いて
ギターソロの音源に自信がなかったのでシンセソロにしました。 結構お気に入りのソロなので良かったと思います。
歌詞もほぼ1年前に書いたものでしたが、テーマが明確だったので あまり苦労せずロング版の付け足しの歌詞を書くことができました。
ボーカルはmirinaに全て再録して頂けました。1年も経つと 声も大分変化したり当時の歌い方を再現するのは難しいかな、
と判断しました。クロスフェードのも1年前の音声になりますので、 この再録ボーカルはCDでしか聞けません。
デジタルJポップと90年代楽曲の中間的な雰囲気になり、 Cordis-regressionの中でも好評を頂けております。
自分が世に出した最初の曲なので、とても思い入れがありますし、 メロも頭に焼き付いています。
大分初公開から時間の経ってしまった後でのこの記事の公開に なりましたが、ここまで読んでくれた方がいましたら
ありがとうございます。 尚、A-chasing-Yについてこの先の広がりはありません。
ここで完全に打ち止めになります。 最後に自分の思い入れのあるこの楽曲を是非
この先も宜しくお願い致します。ありがとうございました。

2016/11/22 Sakamiya
Lyrics

広い大空 届かない想い 「貴方を 愛してる」
この身朽ちても 伝えたいよ 今 逢いに行くから


私のいたこの世界は とても冷たく暗くて
閉ざされたこの世界に 光が射し込んだ

私の手を引きながら 貴方は笑ってくれたね
希望をくれた貴方に 私は惹かれていった

この想い伝えたい それは叶わなかった
雨を受け 押しつぶされ 灯火が消えた

私はまた 光のない 希望もない 闇に堕ちた
生きる意味を探し続けた もう何も残ってない

広い大空 届かない想い 「貴方を 愛してる」
この身朽ちても 伝えたいよ 今 逢いに行くから

Notes:

SP
Beginner☆1
Normal☆4
Hyper☆7
Another☆10
BlackAnother☆12(★2)
Dif★7
Pain★12
Madness★20
No_more★25

DP
Normal  ☆4
Hyper  ☆7
Another ☆10

SP ALL:
Sakamiya

DP ALL:
OSR

収録CD

Cordis-regression



back to BMS list
inserted by FC2 system